健康診断・予防接種
健康診断・予防接種
健康診断は、様々な病気を早期に発見し、重篤な状態になってから見つかる事を防ぎます。予防接種(ワクチン)は感染症に対する免疫をつくり、重症化を防ぎます。当院では以下の健康診断や予防接種を行っています。健康維持にお役立てください。*インフルエンザ、COVID-19は随時接種可能ですが、その他の予防接種を希望の場合はお電話で連絡ください。
対象者 | 費用 (税込) | 接種期間・対象期間 | 詳細 | |
特定健康診断 | 30歳、40~74歳(神戸市国民健康保険) | 無料 | – | – |
肺がん検診 | 喫煙歴のある方や過去に肺がんにかかったことがある方、高リスクとされる方 | 14,700円 | – | – |
肝炎ウイルス健診 | 「20歳以上」かつ「一度も肝炎ウイルス検査を受けたことがない」 | 無料 | – | 神戸市 |
風しん抗体検査・予防接種 | 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性 | 無料 | 2025年3月31日まで | 神戸市 |
インフルエンザ予防接種(定期接種) |
65歳以上の高齢者、60-64歳の基礎疾患のある方 |
1,500円 |
2024年10月1日〜2025年1月31日 |
高齢者(神戸市) |
インフルエンザ予防接種(任意) |
1歳〜12歳は小児助成あり。任意接種は全年齢が対象です。 |
4,000円(一般) 2,000円 (小児助成) |
2024年10月1日〜2025年1月31日 |
小児 (神戸市) |
新型コロナウイルスワクチン(定期接種) | 65歳以上の高齢者、60-64歳の基礎疾患のある方 | 3,000円 | 2024年10月1日から2025年1月31日まで | 神戸市 |
新型コロナウイルスワクチン(任意) | 12-64歳の方 | 15,000円 | 2024年10月1日から2025年1月31日まで | 神戸市 |
帯状疱疹(たいじょうほうしん)予防接種 | 50歳以上の方 | ビゲン:5,100円、シングリックス:40,000円 | 令和6年度(2024年4月1日〜2025年3月31日) | 神戸市ワクチン補助について |
肺炎球菌(はいえんきゅうきん)予防接種 | 65歳の方 |
4,000円 |
65歳の誕生日の前日~66歳の誕生日の前日 | 高齢者肺炎球菌の予防接種 |
五種混合ワクチン・15価肺炎球菌結合型ワクチン | 小児 | – | 令和6年4月1日より | 第55回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料 |
子宮頸がんワクチン | 誕生日が1997年4月2日〜2008年4月1日の女性で、過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方 | 無料 | 令和6年度(〜2025年3月31日) | 神戸市HP |
両ワクチンは、感染時の重症化予防を主な目的としています。特に65歳以上の方、および60〜64歳で基礎疾患のある方は定期接種の対象となり、積極的な接種を推奨しています。昨年までコロナワクチンの接種は予約制でしたが、今年は随時接種が可能となりました。さらに、インフルエンザと新型コロナのワクチンの同時接種の安全性も確認されています。
神戸市では、子どもの接種に対する助成制度があります。
神戸市のホームページをご確認ください。
メタボリックシンドロームの早期発見を目的にした健診です。
食事をぬいて、午前中にご来院ください (空腹時血糖の検査があります)。
対象の方にはオンラインを活用した特定保健指導を実施しています。
対象:30歳、40~74歳(神戸市国民健康保険)
*神戸市国民健康保険以外の保険者(社保)の特定健診は2024年4月以降対応予定です。
*75歳以上の方(高血圧、糖尿病、脂質異常症で通院していない方)は後期高齢者健診を受ける事ができます。申込み期間(令和6年4月1日〜7月31日)、実施期間(令和6年9月1日〜令和7年2月28日)。受診券申込書は院内にも用意していますのでご相談ください。
当院では胸部レントゲンによる神戸市肺がん検診の受付を終了しました。肺がんの検査をご希望の方には、より精度が高く評価可能な胸部CTによる肺がん検診をご案内しております。ご希望の方はお気軽にご相談ください。
対象者:喫煙者(特に以下に該当する方はおすすめです)
1日の喫煙本数×喫煙年数=600以上の方
50歳から80歳で1日の喫煙本数が20本を超える方
検査の流れ:受付・問診を確認後に、CT検査室へ案内します。撮影した画像は当院医師と放射線科専門医によるダブルチェックを行い、最終的な結果は2-3日程度で返却します。結果説明は画像を見てもらいながらの説明、もしくは郵送で対応します。
当院では認知症健診<第一段階>に対応しています。健診として受診する場合は窓口負担はありませんが、その日は当院で他の診療を受けることは出来ませんのでご注意ください。当院で認知症の精密検査を希望される場合は通常の保険診療で対応させていただきます。
神戸市認知症健診<第一段階>では、認知症の疑いがあるかないかを診るための健康診断を行います。簡単なテストや問診を行います。<第二段階>では認知症の疑いのある方を対象に精密検査を行います。認知症かどうかと病名の診断を行います。認知症と診断された場合、神戸市からのサポートを受けることができる、「認知症事故救済制度」が適応されます。
認知症の人にやさしいまち 神戸モデル(神戸市)
血液検査を行い、B型・C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べます。血液を介して感染する可能性のある疾患であり、ご家族に肝炎ウイルス感染の方や肝がんの患者さんがいる場合、輸血歴のある場合、母子感染予防対策が十分でなかった1985年(昭和60年)以前に生まれた方などは感染している可能性があります。他に薬物乱用者、入れ墨、医療機関外でピアスを開けた方もリスクがあります。
対象:「職場で検査を受ける機会がない」「過去に一度も肝炎ウイルス検査を受けたことがない」「20歳以上」の方
費用:対象者は無料
参照:神戸市HPリンク
風疹は感染すると発疹や発熱を引き起こす病気で、特に妊婦に感染すると胎児に影響を及ぼす恐れがあります。風しんは2018年7月以降の全国的な発生をふまえ、これまでに風しんの定期予防接種を受ける公的な機会がなく、抗体保有率が他の世代と比べて低くなっている世代の男性に対し、2025年3月31日まで風しんの抗体検査の実施及び抗体がない方に対する予防接種を公費で実施しています。
対象:昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性
費用:「クーポン券」をお持ちいただければ、公費負担のため無料です。また抗体がない場合は予防接種を原則無料で受けていただけます。
詳しくはこちら。
帯状疱疹はウイルス性の皮膚炎で赤い発疹と水ぶくれができる皮膚疾患です。50歳台から発症率が上昇し、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。帯状疱疹治癒後も神経痛(ピリピリした痛み)が残存することがあります。予防接種により、帯状疱疹や神経痛の発症リスクを減らすことができます。予防接種を行う事で4〜7年程度の効果があることが確認されています。令和6年度(2024年4月1日〜2025年3月31日)は、50歳以上の方を対象に帯状疱疹ワクチン接種に対する4,000円の助成(神戸市)があります。
①ビゲン:生ワクチンですので接種できない方もいます。比較的副反応が軽くすみます。予防効果は接種後1年62%、接種後7年53%とされています。
対象:50歳以上の方
自己負担:9,100円(助成利用で5,100円)
②シングリックス:不活化ワクチンで、すべての方に接種可能です。発熱など副反応が比較的強くでます。高い予防効果が期待でき、接種後1年98%、接種後10年73%とされています。2回接種が必要です。
対象:50歳以上の方、帯状疱疹に罹患するリスクの高い18歳以上の方
自己負担:1回22,000円 (2回で44,000円、助成を利用して40,000円)
帯状疱疹ワクチンについて(兵庫県)
神戸市ワクチン補助について(神戸市)
市中肺炎、髄膜炎などを予防するためのワクチンです。定期接種はニューモバックス(23価)を使用します。65歳になる1ヶ月前に接種券が送られてきますので、65歳のうちに接種してください。(実年齢が66歳になると接種券は使用できなくなります。)
任意接種のバクニュバンス、プレベナーの接種も可能です。特にバクニュバンス/プレベナー投与後1年〜4年おいてニューモバックスを投与することにより、ブースタ効果により、高い免疫原性の獲得が可能です。
対象:65歳以上の方 等
費用:自己負担 4,000円 (任意接種では、バクニュバンス 12000円、プレベナー 11000円、ニューモバックス 8310円)
高齢者肺炎球菌の予防接種(神戸市)
肺炎球菌ワクチンについて(厚生労働省)
65 歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(呼吸器/感染症/ワクチン学会の合同委員会)
令和6年4月1日より、五種混合ワクチン(ゴ-ビック、クイントバック)、15価肺炎球菌ワクチン(バクニュバンス)の定期接種(小児)が開始されます。
五種混合ワクチン:これまでジフテリア、百日咳、ポリオ、破傷風に対し4種混合ワクチンが使用されていましたが、Hibワクチンが加わり5種混合となっています。イメージとしては生後2-6ヶ月で初回接種(1ヶ月の間隔をおいて3回のセット)を行い、その約1年後に追加接種を行います。不活化ワクチンで他のワクチンとの接種間隔の定めはありません。4種混合で開始した方は4種混合での接種完了を推奨しますが、5種混合ワクチンへ変更することも可能です。
15価肺炎球菌ワクチン:従来の13価肺炎球菌ワクチンに比して血清型のカバー率が高く、有効性が高いことから、定期接種が開始となります。接種方法は皮下もしくは筋注となります。接種方法は現行と同様、初回接種は2~7ヶ月(1ヶ月毎の間隔をおいて3回のセット)で行い、追加接種は初回接種終了後60日以上あけて行います。