
予防接種(ワクチン)
予防接種(ワクチン)
2025年4月より、帯状疱疹に対する予防接種がインフルエンザや新型コロナウイルスワクチンと同様のB類定期接種の対象となりました。
予防接種(ワクチン)は感染症に対する免疫をつくり、重症化を防ぎます。当院では以下の予防接種を行っています。 予防接種を希望の場合はお電話で連絡ください。
対象者 | 費用 (税込) |
接種期間 対象期間 |
詳細 | |
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風しん抗体検査・ 予防接種 |
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性 | 無料 | 2025年3月31日まで | 神戸市 |
インフルエンザ予防接種(定期接種) | 65歳以上の高齢者、60~64歳の基礎疾患のある方 | 1,500円 | 2025年10月頃〜2026年1月頃(予定) | 高齢者 (神戸市) |
インフルエンザ予防接種(任意) | 1歳〜12歳は小児助成あり。任意接種は全年齢が対象です。 | 4,000円 (一般) 2,000円 (小児助成) |
2025年10月頃〜2026年1月頃(予定) | 小児 (神戸市) |
新型コロナウイルスワクチン(定期接種) | 65歳以上の高齢者、60~64歳の基礎疾患のある方 | 3,000円 | 2025年10月頃〜2026年1月頃(予定) | 神戸市 |
新型コロナウイルスワクチン(任意) | 12~64歳の方 | 15,000円 | 2025年10月頃〜2026年1月頃(予定) | 神戸市 |
帯状疱疹(たいじょうほうしん)予防接種 | 50歳〜60歳の方 | ビゲン:5,100円 シングリックス:20,000円/回 |
令和7年度(2025年4月1日〜2026年3月31日) | 独自補助について(神戸市) |
帯状疱疹(たいじょうほうしん)予防接種 (定期接種) | 65歳, 70歳, 75歳, 80歳, 85歳, 90歳, 95歳, 100歳の方 |
ビゲン:4,000円 シングリックス:10,000円/回 |
令和7年度(2025年4月1日〜2026年3月31日) | 帯状疱疹定期接種について(神戸市) |
肺炎球菌(はいえんきゅうきん)予防接種 | 65歳の方 | 4,000円 | 65歳の誕生日の前日~66歳の誕生日の前日 | 高齢者肺炎球菌の予防接種 |
五種混合ワクチン・15価肺炎球菌結合型ワクチン | 小児 | 令和6年4月1日より | 第55回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料 | |
子宮頸がんワクチン | 誕生日が1997年4月2日〜2008年4月1日の女性で、過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方 | 無料 | 令和6年度(〜2025年3月31日) | 神戸市HP |
帯状疱疹はウイルス性の皮膚炎で赤い発疹と水ぶくれができる皮膚疾患です。50歳台から発症率が上昇し、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。帯状疱疹治癒後も神経痛(ピリピリした痛み)が残存することがあります。予防接種により、帯状疱疹や神経痛の発症リスクを減らすことができます。
2025年度に65歳, 70歳, 75歳, 80歳, 90歳, 95歳, 100歳を迎える方は定期接種の対象です。予約の上、接種券をお持ちください。
帯状疱疹について(兵庫県)
帯状疱疹の定期接種について(神戸市)
神戸市の独自補助について(神戸市)
重症肺炎、髄膜炎などを引き起こす主な原因菌である「肺炎球菌」に対するワクチンです。
65歳の方は定期接種でニューモバックス(23価)を使用します。65歳になる1ヶ月前に接種券が送られてきますので、65歳のうちに接種してください。(実年齢が66歳になると接種券は使用できなくなります。)
窓口負担:4,000円
65歳以上で任意接種対象外の方も、肺炎球菌による感染症の重症化予防のため、予防接種がおすすめです。任意接種ではニューモバックス(23価)、プレベナー(20価)の2種類のワクチンが使用できます。
2025年4月現在、当院ではカバー率の高く免疫効果が高く続くプレベナー20の接種を推奨しています。
窓口負担:プレベナー(20価) 13,000円、ニューモバックス 8,310円
高齢者肺炎球菌の予防接種(神戸市)
肺炎球菌ワクチンについて(厚生労働省)
65 歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(呼吸器/感染症/ワクチン学会の合同委員会)
風疹は感染すると発疹や発熱を引き起こす病気で、特に妊婦に感染すると胎児に影響を及ぼす恐れがあります。風しんは2018年7月以降の全国的な発生をふまえ、これまでに風しんの定期予防接種を受ける公的な機会がなく、抗体保有率が他の世代と比べて低くなっている世代の男性に対し、2025年3月31日まで風しんの抗体検査の実施及び抗体がない方に対する予防接種を公費で実施しています。
対象:昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性
費用:「クーポン券」をお持ちいただければ、公費負担のため無料です。また抗体がない場合は予防接種を原則無料で受けていただけます。
詳しくはこちら。
令和6年4月1日より、五種混合ワクチン(ゴ-ビック、クイントバック)、15価肺炎球菌ワクチン(バクニュバンス)の定期接種(小児)が開始されます。
五種混合ワクチン:これまでジフテリア、百日咳、ポリオ、破傷風に対し4種混合ワクチンが使用されていましたが、Hibワクチンが加わり5種混合となっています。イメージとしては生後2-6ヶ月で初回接種(1ヶ月の間隔をおいて3回のセット)を行い、その約1年後に追加接種を行います。不活化ワクチンで他のワクチンとの接種間隔の定めはありません。4種混合で開始した方は4種混合での接種完了を推奨しますが、5種混合ワクチンへ変更することも可能です。
15価肺炎球菌ワクチン:従来の13価肺炎球菌ワクチンに比して血清型のカバー率が高く、有効性が高いことから、定期接種が開始となります。接種方法は皮下もしくは筋注となります。接種方法は現行と同様、初回接種は2~7ヶ月(1ヶ月毎の間隔をおいて3回のセット)で行い、追加接種は初回接種終了後60日以上あけて行います。
両ワクチンは、感染時の重症化予防を主な目的としています。特に65歳以上の方、および60〜64歳で基礎疾患のある方は定期接種の対象となり、積極的な接種を推奨しています。昨年までコロナワクチンの接種は予約制でしたが、今年は随時接種が可能となりました。さらに、インフルエンザと新型コロナのワクチンの同時接種の安全性も確認されています。
神戸市では、子どもの接種に対する助成制度があります。
神戸市のホームページをご確認ください。