
毎⽇頭痛が続く
毎⽇頭痛が続く
毎⽇頭痛が続く場合、まずは⼆次性頭痛(くも膜下出⾎や脳腫瘍などの病気による頭痛)を除外することが必要です。特に、急激な発症やこれまでと異なる性質の頭痛が⽣じている場合は注意が必要です。⽐較的頻度の⾼い⼆次性頭痛には、睡眠時無呼吸症候群や副⿐腔炎、頚椎症などが挙げられます。当院では詳細な問診‧⾝体所⾒‧頭部画像検査(CT,MRI)、採⾎などで精査します。
⼀次性頭痛においても、慢性⽚頭痛や慢性緊張型頭痛と⾔って1ヶ⽉に15⽇以上頭痛が⽣じる状態に悪化してしまうことがあります。また、薬の使い過ぎで「薬物の使⽤過多による頭痛」が⽣じている場合もあります。これは鎮痛薬やトリプタンなどの過剰使⽤によって引き起こされ、原因薬物の中⽌が必要です。
頭痛の頻度、性状、誘因、治療反応を記録し、診断と治療効果判定に役⽴てます。
鎮痛薬(ロキソニンやアセトアミノフェンなど)やトリプタンを適切な頻度で使⽤し、薬剤乱⽤を避けます。
アミトリプチリンなどの抗うつ薬を使⽤します。慢性⽚頭痛にはβ遮断薬、抗てんかん薬、CGRP関連抗体薬も選択肢に⼊ります。
リラクゼーション、運動療法など
うつ病や不安障害、睡眠障害などの合併症が影響することもあるため、積極的に評価‧介⼊を⾏います。