群発頭痛|頭痛・認知症もりた脳神経クリニック|神戸市東灘区の脳神経外科

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群発頭痛

群発頭痛|頭痛・認知症もりた脳神経クリニック|神戸市東灘区の脳神経外科

群発頭痛について

群発頭痛は、とても強い頭痛が決まった時期に繰り返し起こる病気です。数週間から数か月続いた後、しばらく頭痛のない期間が続きます。この頭痛は珍しい病気で、100人に1人未満しかかかりません。男性の方が女性より多く、25歳から50歳の間で発症することが多いです。

どんな症状があるの?

  • 突然始まり、数分で痛みが最大になります
  • 激しい痛みが15分から3時間続きます(1日に最大8回)
  • 目やこめかみの周りが特に痛みます
  • 痛みは必ず片側だけです
  • 痛い側の目が赤くなったり、涙が出たり、鼻づまりになったりします
  • 頭痛がひどくて、じっとしていられず歩き回ることが多いです

治療方法

群発頭痛の治療には、発作が起きた時の「急性期治療」と、発作を防ぐための「予防治療」があります。

発作時の治療

  • 酸素吸入:副作用が少なく、安全な治療法です
  • 注射や鼻スプレーの薬:トリプタンという薬で、20-30分で痛みを和らげます

予防治療

頭痛が起きないように、毎日お薬を飲みます。ベラパミルという薬がよく使われ、副作用は少なめです。海外では、月1回の注射で予防できる新しい薬(CGRP関連抗体薬)も使えるようですが、本邦では保険適応外です。

大切なポイント:お酒を飲むと発作が起きやすくなり、たばこを吸う人は症状が重くなりやすいので注意が必要です。