頭痛外来について|頭痛・認知症もりた脳神経クリニック|神戸市東灘区の脳神経外科

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頭痛外来について

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頭痛外来について

頭痛外来とは

頭痛外来は、慢性的な頭痛、気になる頭痛、いつもと少し違う頭痛などの症状でお悩みの方々のための専門外来です。当院では、様々なつらい頭痛症状に対して、医学的な診察、検査、診断、適切な薬の処方や生活指導を行います。

頭痛外来の特徴

  • 専門的な診断
    最新の診断基準に基づいて、詳細な問診と必要に応じて検査を行い、正確な頭痛の種類を特定します。
  • 治療計画
    患者さん一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた治療計画を立案します。
  • 多角的なアプローチ
    薬物療法だけでなく、生活習慣の改善や非薬物療法も含めた総合的な治療を提案します。
  • 継続的なフォローアップ
    定期的な診察を通じて、治療効果を評価し、必要に応じて治療計画を調整します。

対象となる主な頭痛

頭痛でお悩みの方は、ぜひ一度当院の頭痛外来をご利用ください。専門的な診断と治療を通じて、より良い生活の質を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

二次性頭痛

「別の病気が原因で頭痛が起こること」を二次性頭痛といいます。

二次性頭痛には、頭頚部血管障害(脳出血・脳梗塞・可逆性脳血管攣縮・血管解離など)、脳腫瘍、急性緑内障発作、細菌性髄膜炎、脳炎などの治療機会を逃すと危険な頭痛が含まれます。また、貧血、甲状腺機能亢進症、睡眠時無呼吸症候群、副鼻腔炎、うつ病による頭痛なども二次性頭痛に分類されます。

以下のような症状が伴う場合には、二次性頭痛の可能性を考え、精密検査を受けてください。

  • 突然の激しい頭痛
  • これまでに経験したことのない頭痛
  • 片側の手足のしびれ
  • 体の片側や手足の脱力感
  • 呂律が回らない、または言葉が出にくい
  • めまい
  • 複視(物が二重に見える)
  • 歩行困難
  • ふらつき
  • 意識の低下
  • 高熱
  • 吐き気・嘔吐
  • 顔の歪み
  • けいれん

一次性頭痛

「頭痛持ち」と自認している方の多くは、一次性頭痛のいずれかに該当します。頭痛の性質、持続時間、随伴症状などに基づいて、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などに分類されます。

一次性頭痛は生命を脅かすものではありませんが、生活の質や生産性を著しく低下させる可能性があります。頭痛によって「学校や仕事のパフォーマンスが落ちる」「欠席や欠勤をしてしまう」といった状況に陥る場合、適切な投薬を受けて頭痛をコントロールする必要があります。当院では、HIT-6やMIBS-4などの客観的評価ツールを用いて、頭痛が日常生活に及ぼす影響を詳細に分析しています。「頭痛持ちは普通のこと」「自分は頭痛持ちだから仕方ない」と諦めている方も、頭痛を客観的に見直し、適切な治療を受けることで、生活の質を大幅に改善できる可能性があります。

片頭痛

緊張型頭痛

緊張型頭痛は最も一般的な頭痛の種類です。主に後頭部、こめかみ、額を中心に、頭重感や圧迫感、あるいは締め付けられるような痛みがじわじわと広がり、しばらく持続します。目の奥に痛みを感じることもあります。

この種の頭痛は、筋肉の緊張(血行障害)、精神的・肉体的ストレス、疲労、自律神経の乱れなどが原因で起こります。デスクワークや運転手など、長時間同じ姿勢を保つ職種の方に多く見られます。

パソコン作業や車の運転など、長時間前かがみやうつむき加減の姿勢を続けると、頭、首、肩の筋肉に負担がかかり、血流が悪くなって頭痛を引き起こしやすくなります。肩こりを感じたら、軽いストレッチを行い、頭痛の予防に努めましょう。

群発頭痛

群発頭痛の特徴は、片側の目の奥に激烈な痛みが生じることです。一定期間に集中して発作が起こるため「群発」と呼ばれています。通常、年に1〜2回程度発症し、群発期には1回につき数十分から2時間程度の激しい痛みが生じ、これが1〜2カ月にわたって続きます。1日に複数回発作が起こることもあります。比較的まれな疾患で、男性に多く見られる傾向があります。

群発頭痛の発症メカニズムは完全には解明されていませんが、血管の拡張が関与していると考えられています。痛みが非常に強く、日常生活や仕事に大きな支障をきたすことが多いため、適切な治療によるコントロールが極めて重要です。