予防接種(ワクチン)
予防接種(ワクチン)
2026年4月より、高齢者の肺炎球菌ワクチン定期接種が「ニューモバックス」から「プレベナー20」に変更されました。1回の接種で長期的な効果が期待でき、5年ごとの再接種は不要になります。窓口負担を抑えたい方はプレベナー20を、カバー率を優先したい方はキャップバックス(任意接種)をお選びいただけます。
2026年4月より、妊婦さん向けRSウイルスワクチン「アブリスボ」の定期接種が始まりました。妊娠28〜36週の方が対象で、お母さんが接種することで生まれてくる赤ちゃんをRSウイルス感染から守ります。
2025年4月より、帯状疱疹に対する予防接種がインフルエンザや新型コロナウイルスワクチンと同様のB類定期接種の対象となっています。2026年度の対象者には6月末頃に接種券が届きます。
2025年8月に、シルガード9(9価HPVワクチン)が男性への接種が承認されました。肛門がんや尖圭コンジローマなどHPV関連疾患の予防が期待できます。現在は任意接種(自費)のみです。
2025年9月に、肺炎球菌ワクチン「キャップバックス」が使用可能となり、1回の予防接種で約80%の肺炎球菌感染症を予防できるようになりました。
予防接種(ワクチン)は感染症に対する免疫をつくり、重症化を防ぎます。当院では以下の予防接種を行っています。 予防接種を希望の場合はお電話で連絡ください。
乳児期〜小学生 → 小児予防接種、インフルエンザワクチン
小学6年生から高校1年生までの女性 → 子宮頸がんワクチン(HPVワクチン、シルガード)
15歳〜42歳の妊娠を希望する女性、その同居者 → 風しんワクチン
妊娠28〜36週の妊婦 → RSウイルスワクチン(アブリスボ)
50歳〜65歳 → 帯状疱疹ワクチン(任意接種)
60歳〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器の障害がある方、65歳以上の方 → 肺炎球菌ワクチン、インフルエンザ・新型コロナワクチン、帯状疱疹ワクチン(いずれもB類疾病予防接種)
帯状疱疹はウイルス性の皮膚炎で赤い発疹と水ぶくれができる皮膚疾患です。50歳台から発症率が上昇し、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。帯状疱疹治癒後も神経痛(ピリピリした痛み)が残存することがあります。予防接種により、帯状疱疹や神経痛の発症リスクを減らすことができます。
2026年度に65歳, 70歳, 75歳, 80歳, 85歳, 90歳, 95歳, 100歳を迎える方は定期接種の対象です。接種券は2026年6月末頃に届く予定です。届きましたら予約の上、接種券をお持ちください。
|
|
乾燥弱毒生水痘ワクチン (ビケン) |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン (シングリックス) |
|---|---|---|
|
予防効果(1年後) |
6割程度 |
9割以上 |
|
予防効果(5年後) |
4割程度 |
9割程度 |
|
予防効果(10年後) |
— |
7割程度 |
|
接種回数 |
1回(皮下注射) |
2回(筋肉内注射) (2ヶ月以上間隔を置く) |
|
免疫低下者 |
接種不可 |
接種可能 |
|
他ワクチンとの間隔 |
他の生ワクチンから 27日以上間隔を置く |
制限なし |
|
定期接種 |
4,000円 |
10,000円/回 |
|
自費 |
9,100円 |
22,000円/回 |
帯状疱疹について(兵庫県)
帯状疱疹の定期接種について(神戸市)
肺炎球菌による髄膜炎、敗血症、重症肺炎などを予防するワクチンです。
接種対象者:
・65歳以上の高齢者 (特に以下の状態の方には強くおすすめします。)
・糖尿病、慢性肺疾患、アルコール依存症、慢性心疾患、慢性肝疾患をお持ちの方
・免疫不全状態(固形がん、抗がん剤、ステロイド療法、脾臓摘出後など)の方
|
|
プレベナー20 (20価ワクチン) |
キャップバックス (21価ワクチン) |
|---|---|---|
|
接種区分 |
定期接種(2026年4月〜) |
任意接種(自費) |
|
カバー率 (侵襲性肺炎球菌感染症) |
50% |
78% |
|
カバー率 (肺炎球菌性肺炎) |
43% |
72% |
|
効果の持続 |
長期(追加接種不要) |
長期(追加接種不要) |
|
メリット |
定期接種で窓口負担が軽減 免疫記憶を形成 1回で完了 |
カバー率が最も高い(78%) 免疫記憶を形成 1回で完了 |
|
デメリット |
カバー率は50%にとどまる |
全額自費 |
|
接種料金 |
定期接種:6,000円 (65歳の方) |
14,000円(自費) |
【定期接種】65歳になる1ヶ月前に接種券が送られてきますので、65歳のうちに接種してください。(実年齢が66歳になると接種券は使用できなくなります。)2026年4月からワクチンがプレベナー20に変更されています。接種方法も皮下注射から筋肉内注射に変わります。1回接種で完了し、ニューモバックスのように5年ごとの再接種は不要です。
【任意接種のおすすめ】キャップバックスが最もおすすめできるワクチンであると考えます。免疫記憶を作り長期の予防効果に期待出来る上に、高いカバー率(78%)であります。関連学会の「考え方」(第7版、2025年9月30日改訂)においても推奨に組み込まれています。過去にニューモバックスを接種された方も、1年以上の間隔を空ければ追加接種が可能です。詳細については医師と相談してください。
高齢者肺炎球菌の予防接種(神戸市)
肺炎球菌ワクチンについて(厚生労働省)
65 歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(第7版)(呼吸器/感染症/ワクチン学会の合同委員会)
2026年4月から新たに定期接種(A類疾病)に追加されました。
RSウイルスは乳児の肺炎や細気管支炎の主な原因で、生後6か月未満の赤ちゃんでは重症化のリスクが高いウイルスです。妊娠中にお母さんがワクチンを接種することで、抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに移行し、出生後のRSウイルス感染による重症化を予防します(母子免疫)。
|
対象 |
妊娠28週〜36週(37週未満)の妊婦 |
|---|---|
|
ワクチン名 |
アブリスボ®(ファイザー社) |
|
接種回数 |
1回(筋肉内注射) |
|
接種区分 |
定期接種(A類疾病) |
|
費用 |
自己負担なし(定期接種) |
妊娠初期に風しんに感染すると、目・耳・心臓などに障害(先天性風しん症候群)がある赤ちゃんが生まれることがあります。妊娠中の人に風しんをうつさないためには周囲の人が風しんにかからないようにすることが大切です。現在2つの助成制度を利用できます。
神戸市独自補助
|
対象者 |
15歳〜42歳の妊娠希望の女性で抗体価が低い方 その同居者で抗体価が低い方 抗体価が低い妊婦の同居者で抗体価が低い方 |
|---|---|
|
費用 |
2,500円の補助(MRワクチンなら窓口負担7,500円) |
風しんの追加接種(クーポン券)2027年3月31日まで
|
対象者 |
1962年4月2日から1979年4月1日の間に生まれた男性で、 2025年3月31日までに抗体検査を受け、 予防接種の対象となったものの MRワクチンの供給不足により接種ができなかった方 |
|---|---|
|
費用 |
無料 |
子宮頸がん、肛門がん、尖圭コンジローマなど、ヒトパピローマウイルス(HPV)関連疾患を予防します。当院で使用しているシルガード(9価HPVワクチン)は原因の80−90%を占めるウイルスの感染を予防します。接種は自己負担無料です。15歳未満で接種開始する場合は2回接種スケジュールが選択可能です。
対象者:小学校6年生(12歳となる日の属する年度の4月1日)から高校1年生相当(16歳となる日の属する年度の3月31日)までの女性。
※ 高校1年生は遅くとも11月までに1回目、12月までに2回目の接種を終えておかなければ全てを公費でまかなえませんのでご注意ください。
HPVワクチンの定期接種(神戸市)
キャッチアップ接種の公費接種期間は2026年3月31日をもって終了しました。
キャッチアップ接種は、勧奨差し控えにより接種機会を逃した方(1997年4月2日〜2009年4月1日生まれの女性)に対し、2022年4月から2025年3月まで公費接種を実施していた制度です。2025年3月31日までに1回以上接種した方を対象に2026年3月31日まで経過措置として延長されていましたが、この経過措置も終了しました。
男性など、公費助成プログラム対象外の方は自費での接種となります。2025年8月にシルガード9は男性への接種も承認されました。接種を希望される方はお問い合わせください。
ロタウイルス、BCG以外のワクチン接種に対応いたします。
5種混合ワクチン(ゴービック):ジフテリア、百日咳、ポリオ、破傷風に加えHibワクチンが含まれた5種混合ワクチンです。
肺炎球菌(プレベナー20):2024年10月以降使用可能となっています。従来の13価に比して血清型のカバー率が高く、有効性が高いと考えられます。
麻疹・風疹混合(MR)
水痘
日本脳炎
※ ※MRワクチンは武田薬品の出荷停止が続いていますが、残り2社(第一三共・阪大微研)の増産により、2026年1月に限定出荷は解除されました。供給の偏在等で接種できなかった方は、令和9年3月31日まで定期接種期間が延長されています。
おすすめ予防接種スケジュール(NPO法人 VPD)
1.仮予約 1ヶ月前から3日前までから希望の時間帯を選択します。
2.ご希望のワクチンが確保できるか、確認し希望の時間帯から日時を確定しメール等でご連絡いたします。予約の確定は、翌営業日までお待ち頂けますと幸いです。万一、連絡がこない場合はお電話で問い合わせ頂けますと幸いです。
インフルエンザワクチン、新型コロナワクチンは、どちらも感染時の重症化予防の効果があります。特に65歳以上の方、60〜64歳で基礎疾患のある方は接種をおすすめします。(定期接種の対象)インフルエンザと新型コロナのワクチンの同時接種も可能です。
接種期間:2026年10月1日〜2027年1月31日(予定)
使用ワクチン:皮下注射のもの
※ 75歳以上の方には高用量ワクチン(エフルエルダ)が選択可能になる予定です。標準ワクチンの4倍の抗原量を含み、高齢者でのインフルエンザ入院を約3割低下させる効果があります。
自己負担額(助成利用時):
高齢者(65歳以上の方、60-64歳で基礎疾患がある方):1,500円
任意接種(13歳以上65歳未満):4,000円
小児(1歳以上13歳未満):2,000円(2回目は4,000円、多子世帯は2,000円)
接種期間:2026年10月頃〜2027年1月頃(予定)
使用ワクチン・自己負担額は秋頃に発表予定です。
※ 2025年度はファイザー社コミナティを使用。高齢者の自己負担額は8,000円でした。
インフルエンザ定期接種(高齢者)(神戸市)
インフルエンザ予防接種(小児)(神戸市)
コロナワクチン定期接種(高齢者)(神戸市)